全国新酒鑑評会

全国新酒鑑評会ってのが毎年この時期に発表になるんだが、うちの蔵は3年連続で金賞らしい。ふーむ・・・・・。会社やおやっさん杜氏)はおめでとうございますなのだが、個人的には別におめでたくはないので、コメントにおめでとうはいりませーーーん。

さて、この鑑評会ってのは大吟醸っていう米を40%か35%くらいまで磨いたお米を使って醸すお酒を審査する会なのだが、鑑評会に出品しているお蔵さんにはいろんなパターンがあると思う。ここでは、事情はわかるし、そうなってきた悲しい歴史があるのだが、すでに時代とはかけ離れているのでなんとかせないかん例を出しましょう。


1、名誉・誇りのため
経営的には苦しくても、対外的に胸をはれると思っている。何か知らないけれど、金賞という言葉は大好き。うちは金賞とれる「技術」があるの、だから他の酒も旨いのよ。この金賞蔵で働いているんだぞ。とか。

2、杜氏がやる気がでるから
普段まあまあで造っておけと思っている杜氏や造りたくもない酒を造らされている杜氏でさえやる気になるのが大吟醸。だって金賞取って地元に帰れば肩で風を切って歩けるものね。これを造らせないとわしゃ蔵には行かないよーーーん。とか。

3、米は削ればいいお酒が出来るとまだ信じている
やはり大吟醸が日本酒の最高峰!!!!!なぜなら高い米を贅沢に磨いて手間隙かかっているのでー。売値も一番高いでしょ?60パーセント精白の酒は雑味でるの仕方ないよねー。とか。


こういう陰の部分もあるのです。

もちろん、ぼくは金賞とれるような酒を造ったことも、実際酒を造ったこともないわけですから、「偉そうな口をきくな」で終了です。

まあ、22日にの公開日には行ってみようと思います。