人の縁!

昨日は酸っぱい番茶にハマっておられる某杜氏が近くに来られてお会いしにいくと相変わらず奥様のつっこみが冴えておられて良かった。某杜氏に現在はっきりモノを言えるのは奥様か酔っ払ったタオくん(前科あり)ぐらいだろうか。やはり今は番茶に興味津津だそうでおもろーな話まんさい。ちゅうかその方の酒も番茶(色)なんだが。

今日は三重の某蔵元杜氏からお電話。いやー面白い人だわ。ご縁に感謝。一時間話したので今後はスカイプがほしいところ。


一昨日は学部の友人がタイから一時帰国したところ、なんとこの世羅のド田舎まで奥様つれてきてくれた。トマトやスイートコーンを収穫してもらい近くの青少年旅行村のケビンで2時くらいまで飲んだが、とても真剣かつざっくばらんに話ができた。奥様も調理器具やらなにやら全て持ってきてもらい、刺身や焼き魚、収穫したトマトのサラダなどを用意していただき、わたしは労働者味のナスと豚ミンチの味噌炒めを作り、日本酒や赤ワインでとても楽しいひとときだった。


今日からまたトマト収穫。明日も収穫!頑張る!

この夏の仕事

そろそろ体がふやけきった感じがしております、私です。こんにーちわんわんこ。

この夏の仕事をどうしようかととても悩んでまいりました(半分嘘)

破産寸前にまでなりました(本当)

考えたのは

1、酒販店さん

2、飲食店さん

3、浜田市の農場

4、本当に旅にでる

5、瞑想

などを考えましたが、このたび

6、広島県世羅町の広すぎる農場

に出稼ぎにいくことになりました。
なぜかというと、

・今無理矢理蔵元に私の想いをねじ込む時期ではない。蔵元の悩みや話をもっと聞き出して、一緒にやっていく人間だと思ってもらうのが肝心

・島根にいなくても蔵やその他とは連絡はとれるし、何でも電話できる関係になったほうがいいよね。

・初心にかえる(性根をいれなおす)

・農業機械への苦手意識払拭(将来酒蔵は田んぼやらんとあかんやろ)

・無駄なことを考えない(体で感じる)

・農場の社長が素晴らしい

・島根にも大阪にも移動が3時間でできる。

・ダイエットができる

・福富町や大和町に近い(マニア)


などです。



さて、この農場は、現在住んでいる村の農場の兄弟のようなものなのですが、
始まったばかりで、人手が必要なのだとか。ときには16時間農作業らしいよ。わっはっは。

来週月曜から一週間、仕事を体験し、「使えるやつか」どうか判定が降されます。合格なら10月まで。

ちなみに、
広さは

15ヘクターーーーール

そして現在の従業員数は
ふ・た・り

そこに素人のわたしが加わっても
さ・ん・に・ん

どういうこと??


作物は、大豆、トマト、など加工食品用のものです。
輸入に頼っている作物の自給率をあげたろうてなもんです。
もちろん有機でごわす。


さて、わたしは一週間耐えられ合格するのでしょうか。
一週間で何キロやせられるのでしょうか。

というか、生きて島根に帰れるのでしょうか。
いろんな意味で大事な「腰」は「使える」状態で戻ってこれますでしょうか。

乞うご期待。

でも今週末は、大阪でデート☆うふっ

9号線東へ 2

そのあと、一人で「Bar くう」へ。

朔屋さんに連れて行ってもらった東出雲町の酒販店さんにいったら、ウイスキーがずらーーーーーーっとあって、最近日本酒にも取り組んでおられて、話してみるととても面白く、なんでも松江にバーを出してるって聞いたので、モルトを教えてもらいに。

面白かった。こりゃあはまるかも。ラガブーリン16年、アイル・オブ・ジュラ1975(キングスバリー2003ボトリング126本しかないんだって)、グレンモーレンジ10年オールドラベル。

ラガブーリンの強烈な匂いは好きです。ジュラもまたすごいコクとドッシリだけど落ち着いている感じも好き。グレンモーレンジはやさしくて楽なんだけど、最後に飲んだから、なんだかちょっと軽すぎたかなあ。

ちゅうか、この個性あふれる世界ってええな。日本酒もどんどん個性がでたら、ええな。

翌朝、その酒販店さんに行ってもっとウイスキーについて教えてもらう。やっぱり面白い。んで、話の流れで僕の生まれ年1978年に蒸留したウイスキー探してもらい、予算と都合つけて、購入!!ウイスキーを自分で買ったこと自体、初めて!今は無い蒸留所(ローランド)の「セント マグダーレン」の24年。シングルカスク。504本しかないんだって。レア中のレアらしい。んだけど、私が手に入るくらいの値段でした。いつ飲もうかな。

帰りにスモークハウス白南風(しらはえ)へ。奥様と旅について盛り上がる。この奥様、ただものではない目の輝きしてらっしゃいます。

はい、そろそろ破産ですね。後先考えずにお金使ってるなー。でも、まあなんとかなるっしょ。こんなに自由に勉強できるのも今のうちだからねー。家に米はある。でもこのままいくと秋ぐらいになったら家賃が払えるのか、俺。そのうち家を出て、軽トラに米積んで、流浪の生活になったら、皆さんかまってください。嫁さんには内緒ですが。・・・・・いやいや、やっぱり家賃払うために働こう!

9号線東への旅、また勉強になった。
これだけいろいろと蓄積していくと、生かしたくなるけれど、いやいや、十分自分のなかで発酵させておきましょう。焦るな焦るな。
でも、なんとか今年、ひとつでも形にならんかのう。

9号線東へ 1

なんだかんだいって、僕は島根東部や鳥取へ行くことが少ない。
でも、最近ご縁やご好意があって、軽トラでいってきた。9号線をずーーーっと東にいけばいいので、楽なのだ。

鳥取の東郷湖近くにある「山陰東郷」というお酒を醸す福羅さんとは広島の居酒屋「いぶしぎん」で出会い、大変楽しい会話となり、私の立場を十分に理解したうえで、的確なアドヴァイスをいただいた。もう少しお話をお聞きしたいと思ったので、お蔵に出かけようと。


でも、遠いのよね。弥栄からだと、絶対に6時間コース。軽トラではしんどい・・・・

というわけで、出雲の某蔵人タオくんと「こん吉堂」で飲む。他の某蔵のT田夫妻とも一緒になって、お話お話。やはり、普段試行錯誤していっている人たちの話は、悩ましいなかにも輝きがあって、いいなあ。私は今は風穴をあけるべくもがいてはいるものの、焦って行動してもいい結果を招かないと思うので牛歩って感じ。なんだか悔しいのだけれど、まあ、今はどんどん世界を広げ、視野を広げ、人の考え方を吸収したいと思う。

タオくん家で泊まらせてもらいました。サンキュウ。

翌日昼過ぎに山陰東郷の福羅酒造へ。ずっと話を聞かせてもらい、また、聞いていただく。とても頭の回転がよく、前向きに話ができる人で、とても勉強になった。自分のやれることがまた明確になってきた。

13時から17時近くまで独占してお話させていただき、道がわからないと言うと倉吉のkanzaさんのお店(酒販店です)まで連れて行ってもらいました。本当にありがたかったです。

kanzaさんはランナーでした・・・・・・。

山陰東郷二本と塩を買って、9号線を西へ。

途中最低なラーメンを食べたあと、なんだか意気消沈して松江の某居酒屋店主へ電話。「今日泊めてください」

某居酒屋朔屋さんそこに居たみったさんたちと山陰東郷飲んで、話して、ダーツして・・・・。

次の日は朔屋さんが気になる酒販店さんに行ったり紹介してもらったり、出雲の展示会へいったり、朔屋さんの実家へ行ったり。朔屋さん、ほんまありがとうございます。簡単に泊めてくださいまして、すいませんでした。でも、楽しかったし、たくさんの「ためになる言葉」シャワー浴びました。


夜ご飯は朔屋さんが面白いよって連れて行ってもらった韓国料理のお店。ホルモン炒めの出汁を使った焼きうどん?や、牛すじ煮込みが、「扶桑鶴」特別純米とめちゃくちゃ合う。笑える。こういう世の中になればええのう。

続く。

全国新酒鑑評会

全国新酒鑑評会ってのが毎年この時期に発表になるんだが、うちの蔵は3年連続で金賞らしい。ふーむ・・・・・。会社やおやっさん杜氏)はおめでとうございますなのだが、個人的には別におめでたくはないので、コメントにおめでとうはいりませーーーん。

さて、この鑑評会ってのは大吟醸っていう米を40%か35%くらいまで磨いたお米を使って醸すお酒を審査する会なのだが、鑑評会に出品しているお蔵さんにはいろんなパターンがあると思う。ここでは、事情はわかるし、そうなってきた悲しい歴史があるのだが、すでに時代とはかけ離れているのでなんとかせないかん例を出しましょう。


1、名誉・誇りのため
経営的には苦しくても、対外的に胸をはれると思っている。何か知らないけれど、金賞という言葉は大好き。うちは金賞とれる「技術」があるの、だから他の酒も旨いのよ。この金賞蔵で働いているんだぞ。とか。

2、杜氏がやる気がでるから
普段まあまあで造っておけと思っている杜氏や造りたくもない酒を造らされている杜氏でさえやる気になるのが大吟醸。だって金賞取って地元に帰れば肩で風を切って歩けるものね。これを造らせないとわしゃ蔵には行かないよーーーん。とか。

3、米は削ればいいお酒が出来るとまだ信じている
やはり大吟醸が日本酒の最高峰!!!!!なぜなら高い米を贅沢に磨いて手間隙かかっているのでー。売値も一番高いでしょ?60パーセント精白の酒は雑味でるの仕方ないよねー。とか。


こういう陰の部分もあるのです。

もちろん、ぼくは金賞とれるような酒を造ったことも、実際酒を造ったこともないわけですから、「偉そうな口をきくな」で終了です。

まあ、22日にの公開日には行ってみようと思います。

連日学ぶ

松江の居酒屋「朔屋」にて二晩。
朔屋の福島さんの話をゆっくり聞きたかったので、いい機会になった。
なにかにきちんと向かい合ってきた人は、やはりおっしゃることが違う。朝5時まで。「おもろ〜〜〜〜〜」。
二晩目は焼き肉屋の「ちょうじ家」へも。日本酒も飲める焼き肉屋。

今回、いろんな人と知り合いになったし、前から知っている人の今の状況も知った。福島さんが呼んでくださったから。ありがたい。本当に。いろんな人が、それぞれに思いをもってがんばっているんだなあ。ぼくもがんばらなきゃ。

きき酒選手権のあと、例のごとく酌楽人\\号さんに拉致られ、ご自宅で飲み。やはりこの人は考えることが深く、悩ましい。ヒントとなる言葉をたくさんいただく。というか、私に与えてもらってばかりでいいのだろうか。ありがたいありがたい。

明日は朔屋さんご一行が社員旅行で石見にこられるので、案内を。飲みすぎ注意・・・。


杜氏が私がレポートを出すことにOKを出してくれた。
気がはやるが、向こうの負担も考えなければ。
しかし、大胆にやっていかなければとも思う。
それぞれの良さを集結できれば、可能性はあると思う。
その「良さ」を感じるのに壁があることが多いのだけれど。

なぜに竹鶴〜京都「辰弥すし」

京都の寿司屋、「辰弥すし」。

旨い酒飲みながら、居酒屋的に楽しく旨い魚、寿司を食べたいときに、とてもお勧め。ちゅうか、まじでお勧め。築地で食べるよりこっちのほうがいいな、個人的には。雰囲気がいいのよ。

写真は
http://www.kadokami.com/blog/archives/2008/04/post_194.html
などご覧あれ。

ちょっと、かなり信じられない、値段と質のギャップ。どんな仕入れをしておられるんだろうか。

もっと信じられないのは、お酒である。
というか、笑える。

「お酒は何にいたしますか?」

「何があるんですか?」

「冷酒、常温、燗酒とあります・・・・」

「常温は?」

「久保田、八海山、そして竹鶴の古酒です」

「???????????」

なぜだ、なぜ、そのラインナップのなかに「竹鶴の古酒」なんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。

笑ってしまった勢いで、「竹鶴ください。」

と頼んだら、横で「冷酒、秋鹿で」

なんだ、秋鹿あるのか。竹鶴古酒はさすがに・・・・しかし頼んじゃったし、いいや。おっと残り少ない竹鶴・・・酸化進んでキワモノというか、王道というか、マイミクならさんが見たら感激するだろうね。

とくとくとくとく・・・・たっぷりついでくれるねーーー、おっとっとっとぐいっと。

うーむ。やはり最初に飲む酒ではありませんでした・・・・・魚の香りが見事に消される・・・・。途中でリタイヤ、秋鹿にチェンジ。まだこちらのほうが、合う。

でもまあ、いいお店でしたよ〜。
隣のおっちゃんが豪勢に造り食べて飲んでいたんだけど、「旨いねー」と言い合って笑いあってました。楽しかったな〜。